女子3人旅でフィリピンの世界遺産ライステラスに行ってきました!
来訪日:2022年11月18-20日
フィリピンが誇る3つの世界文化遺産のうちのひとつ、「コールディリェーラの棚田群」通称ライステラスへ行ってきました!
2022年10月に訪れた「ビガンの歴史地区」に引き続き、2つ目の世界文化遺産観光です!
今回はバギオからライステラスの玄関口・バナウェへのアクセス方法と、バスで車中泊する上で必ず必要なアイテムについてお伝えしていこうと思います。
ライステラス観光についてはこちら
世界遺産・ビガンへの行き方編はこちら。
これがすべて手作業!?
道のりは大変だったけど、本当に行ってよかったー!迷っている方はぜひ!
この素晴らしい景色を見るためには、少々ハードな道のりを越えていく必要があります。
【2023年最新】バギオからバナウェへ行くアクセス方法は3通りある!
今回、わたしたちは行きはバス・帰りはバンを利用しました。
まずバギオからバナウェへ行くアクセス方法には以下の方法があります。
- ①バス:OHAYAMI TRANS
- ②バン:HITCO(Highland Igorots Transportation Cooperative)
- ③バン:Ban trans
それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう!
①バス:OHAYAMI TRANS
今回往路で利用したのはオハヤミバス。
バギオのオハヤミバスターミナル窓口へ事前に行ってみたところ、3日前から予約可能とのことだったので友達の分も含めて3席確保しました。
支払いは、予約の際に現金払いで、運賃は、1人あたり片道700ペソ。当日乗車してみると満席に近い状態だったので予約した方が安心です。
●OHAYAMI TRANSのバスターミナルはこちら。
●バスの運行スケジュール(2022年11月現在)はこちら。
行先 | 出発時間 | 到着予定時間 | 所要時間 |
バギオ→バナウェ(往路) | 19:30 | 5:30 | 約10時間 |
バナウェ→バギオ(復路) | 17:00 | 0:00 | 約7時間 |
予約方法は現地窓口とオンラインの2通りある
- バギオのオハヤミトランス窓口で予約
- オハヤミバス公式サイトでオンライン購入(割高かつバギオ発便は現在準備中)
1日1往復のみの運行となっています。
OHAYAMI TRANS BAGUIOの窓口はこちら
窓口は2階。とてもわかりづらいので写真の看板を目印にしながら探すと見つけやすいと思います。わたしはすぐに見つけることが出来ず、付近をウロウロと2-3往復してしまいました。
2階の写真は撮り忘れてしまいましたが、階段を上ってすぐのところにカウンターがあり、スタッフのおじさんが対応してくれます。
予約後に受け取ったチケットがこちら。
バス移動に10時間もかかる理由は?
その理由は、めちゃくちゃ遠回りをするから。
バギオからバナウェへ行く際にバスで通るルートはこちら。
バギオを夕方19:30に出発して、寝るにはまだ早かったのでしばらくマップを見ながら起きていたのですが…バスはバナウェとは真逆の西側・海方面へ進んで行くのでかなり焦りました。
ま、まさか…乗るバス間違えた?!
大丈夫です。間違えていませんでした。(ほっ)
バギオとバナウェの間にある2,922mの大きな山「プログ山」を大きく避けるように進むルートで、バナウェへ向かう途中も乗客を乗せたり降ろしたりするので結果的に10時間、走行距離約370kmの大移動となってしまうようです。
ちなみに、東京⇄名古屋間が約350km、東京⇄仙台間が約370kmなので、距離感の参考にしてもらえればと思います。
※バギオ⇄バナウェ間370kmのうち、体感だと7割ほど山道です。
車内の様子や途中休憩は?
わたしの中で車内の記憶はとにかく冷房が効きすぎて寝るに寝れなかったという印象が強いです。
バスの席数は大体45席くらい。日本の大型バスとほぼ同サイズで乗り心地は可もなく不可もなく。乗客は気遣う様子もなくリクライニングシートを下げてきます。(笑)発車後しばらくすると、消灯されて車内はおやすみモードになりました。
すぐに降りる人たちはバスの前側に座っていて、入れ替わりがありましたが、後ろのメンバーは比較的変わらずでした。
フィリピンのバスはシートベルトの義務化がなく、備え付けのベルトはありません。少し怖かったので自分の荷物をお腹に抱えながらクッションになるようにして過ごしました。
●休憩
10時間の移動ですが、途中休憩はあまりありませんでした。1回だけ?2回はなかったような…。
19:30に出発して最初の休憩は深夜2時頃。
停電なのか、省エネなのか建物内は暗かったのでトイレだけささっと済ませてバスへ戻りました。一応お土産屋さんや売店・食堂もありました。
車中泊での必需品は?
フィリピンあるあるですが、フィリピンのバス車内は本当に寒いです。体感は15度くらいでしょうか。
車中泊・長時間移動の中でもしっかりと睡眠を取るために、
- 車内での防寒対策
- 睡眠快適グッズ
この2点は各自対策が必要です。
必須 | ・防寒着 (ウルトラライトダウンのようなアウター) | 車内はフィリピン人でさえ ダウンを着るような環境です。 |
必須 | ・スニーカー | 足からも冷えます。 そして、ライステラスでは歩くので 必ず履き物は靴で。 |
あったら安心 | ・フード付の服 | 上からの冷気をシャットダウン |
あったら安心 | ・旅行用枕 | 翌日に備えてよく寝ておきましょう |
これは前回のビガン旅の時のバス車内温度計写真です。
今回も同じくらいの体感温度でした。車内でずっと座っているとどんどん体温を奪われます。フードとキャップがあったので多少マシでしたがもう少し防寒着を用意しても良かったなあ。
わたしたち3人の服装はこんな感じ。全員長袖ロングパンツの装いで行きました。アウターの下は、滞在中暑かった時のために重ね着しています。
個人的に1番持って行ってよかったものは、旅行用のフード付き枕。
フィリピンのショッピングモールで300ペソくらいで買ったものですが防寒対策+寝顔の目隠しにもなるので重宝しています。
②バン:HITCO(Highland Igorots Transportation Cooperative)
バス以外にバンで行くという手もあります。バギオ→バナウェ行きのバンを運行している会社はHITCOとBan transの2社です。今回行きでは利用しませんでしたあ、情報だけ載せておきます。
HITCOはバギオ市街から少し離れたT.Alonzoストリートにあります。
場所がかなりわかりづらいだけでなく、重たいゲートの中に大きな犬がいてさらに入りづらいです。
HITCOの予約窓口・乗車はこちら。
HITCOの運行状況
運賃 | 800ペソ |
1日の運行本数 | 3便(7:00•12:00•18:00) |
所要時間 | 約6時間 |
予約 | 可能 |
中にいたおじいちゃんがとても親切に教えてくれて、運行スケジュールと名刺をゲット。
わからないことがあったら電話してくれよ!
と言ってくれましたが、英語での電話のやり取りは最難関案件なのでとりあえず情報を得るだけで帰りました。
公式サイトの最新情報はこちら。
③バン:Ban trans
語学学校の先生に教えてもらったBan trans。観光客はほとんど使わないバンの会社、とのこと。見に行ってみましたが、この日はすでに閉店していて情報は得られませんでした。
BanTransの所在地はこちら。
往路でバスを利用した理由は?
決め手は、到着時間。
バンの方が所要時間6時間で短いけど、1本目の朝7時に乗ると到着は午後すぎ。
うーん、ライステラスでの滞在時間が減ってしまってなんだかもったいない。最終便だと、到着は深夜1時頃。何もないであろう山岳地でそんな時間に放り出されてもチェックインもできないし困る…。
ということで車中泊さえ我慢すれば早朝に到着可能で、現地での滞在時間が格段に増えるバスで行くことにしたのでした。
復路でバンを利用した理由は?
帰りの移動手段は、バナウェに到着してから立ち寄ったツアーセンター「MUNICIPAL TOURISM CENTER」の受付で相談・予約しました。
●ツアーセンターの所在地はこちら。
●センター内に掲示されていた各移動手段のスケジュールがこちら
バナウェ→バギオのバスは17:00発のみで、門限のあるわたしたちは深夜3時着だと寮に入れないので断念。1日2便(10AMと5PM)出ているバンで帰ることにしました。朝10時に乗れば夕方バギオに帰れるだろうという計算。
帰りのバン乗車場所はこの付近。
帰りに乗ったバンがこちら。
ドライバーさんの横に2人乗って後ろも10人くらい乗ってた気がする。満席でした。
実際に乗車したときはちゃんとナンバープレートが付けられていました。
帰りは比較的最短ルートを通ってバギオへ戻りました。
ちなみにバンの車内は人が密集しており暑いです。(バスとは真逆)
あとがき
バギオ↔バナウェへのアクセス方法は大きく分けてバスとバンの2種類あるので、予定に合わせて移動手段を選べるのはありがたいですよね!
ライステラスのベストシーズンは旅行客の増加が見込まれます。田植えが行われる2-3月と、稲刈りが行われる6-7月なので、この時期に行かれる方は念のため事前に予約しておくことをおすすめします。
バナウェからバダッド(ライステラス)への道のりと棚田の様子は次回お伝えしまーす!
Umi
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